学校ブログ

浅羽北小、魅力ある授業の旅①  ~考え、考え合い、学びを実感する子どもたち~

2024年5月31日 14時45分

今年度も、浅羽北小学校の先生方の授業を紹介していきます。1回目は2年生の算数科です。

2年生の算数「長さ」の授業です。今日のめあては、「どうすれば、テープのながさをくらべられるかな。」でした。1年生の算数では、2本のテープの長さは、端と端を揃えると比べることができると学んでいます。テープを動かすことができれば端と端を揃えることができるのですが、今回は、プリントに書かれた2本のテープの長さを比べます。

教師が、「紙を破らずに、2本のテープの長さを比べるにはどうすればいいかな。」と投げ掛けます。子どもたちは、ちょっと考えて、「鉛筆を使えばいい。」とか「消しゴムでやったらどうかな。」と自分の考えを発表します。教師はうなずきながら、「じゃあ、やってみようか。」と子どもたちの活動を促します。教師は机間指導をしながら、「何個分だった?」とか「丁寧に比べてるね。」と声を掛けたり、比べることができた子は笑顔で賞賛したりしていました。「消しゴムだと○個分だ。」「鉛筆だと△本分だぞ。」「私は、消しゴム◇個分だよ。あれ?」

子どもたちも気付き始めました。鉛筆と消しゴムでは、大きさが違うので比べることができないこと。そして、そもそも一人一人が持っている鉛筆や消しゴムは同じものではないので、比べられないことに。「同じものじゃないと分からないよ。」

教師は待ってましたとばかり、秘密兵器を取り出します。教師の手にあるのは、手作りの定規です。よく見てみると10マスあります。これを使えば、みんな同じ条件で比べることができますね。子どもたちは早速手作りじょうぎを使って、「①は18マス分、②は15マス分だから、①の方が長い。」と答えを導き出しました。振り返りには、「鉛筆や消しゴムでやると長さが違うから、正しい長さが分からないけど、手作り定規でやるとみんな同じ。」とありました。

2年生では、これからも、長さの比べ方や表し方を学んでいきます。算数を日常の生活と関わらせながら、考える力を育んでいきます。これからの学びが楽しみです。

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