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浅羽北小、魅力ある授業の旅④ ~考え、考え合い、学びを実感する子どもたち~
2024年10月24日 16時00分6年生の家庭科「こんだてを工夫して」の授業です。今日のめあては、「先生に喜んでもらうためには、どんなことを意識して献立を立てればよいだろうか。」でした。
子供たちは、前の時間にA先生、B先生、C先生の3人のために献立を考えていました。今日はこの献立を元に、グループで、それぞれの先生のためにスペシャルな献立を考えます。「何を意識して考えればいい?」教師の問い掛けに、「A先生は健康志向だから、五大栄養素をとれるようにしたいな。」「B先生は、骨を折ってしまったらしいから、カルシウムのとれる乳製品いっぱいのメニューにしよう。」「C先生は筋トレを始めたらしいから、タンパク質が取れるようにしたいね。」子供たちは、それぞれの先生のことを考えて、献立を立てていきます。
「隣のグループの献立を見て、いいと思うところや自分たちのグループと違っていることを探してみましょう。」教師の言葉に反応し、隣同士のグループが話し始めます。「なぜこのメニューにしたの?」教師が質問をします。「小松菜はビタミンが取れるし、しらすは栄養があるから。」「体の調子を整えるために、野菜いっぱいにしたよ。」このメニューにした理由をしっかり伝えることができ。よく考えてメニューを立てたことが分かります。
子供達同士でも、「茶色が多く色どりが良くないから、何か他の色を入れてみよう。」とか「バランスがいいね。」とか「無機質の食品が少し足りないから、無機質を摂取できる食品を入れよう。」と、より良い献立を目指してアドバイスをし合っていました。
ある児童の振り返りには、「先生をもっと健康で元気にしたい。だから、ビタミンを取ったり、栄養のバランスを考えたりした。」とありました。「誰かのために、献立を考える」ことの良さを感じているようですね。
「毎日食べている給食も、栄養士さんがみんなの栄養を考えて作っているんだよ。」教師の言葉が心に響きます。給食を見る目も変わっていくかな?