浅羽北小、魅力ある授業の旅⑤ ~考え、考え合い、学びを実感する子どもたち~
2023年9月7日 17時08分1年生の図画工作の授業です。この時間は校内研修の提案授業で、多くの教師が参観しました。
題材は「いろいろな かたちの かみから」でした。いろいろな形の紙をいろいろな向きから見て、想像を膨らませ、好きな形を選んだり、いろいろな形や色を考えたりしながら、どのように表していくか考えていきます。めあては、「かみのかたちから、なににみえるかな。」でした。
黒板に貼られた半円の形を見て、子供たちは、「すいかだ!」とか「ヘルメットに見える!」と想像を膨らませ、活発に発言します。教師は、子供たちの声を丁寧に拾い、黒板に板書していきます。
教師はさらに、いろいろな形の入った封筒を配布します。目を輝かせ、封筒から形を取り出した子供たち。大きな歓声とともに、さらに想像を膨らませていきます。そして、グループで何に見えるか話し合います。「これは、リボンに見えるね。」「向きを変えると砂時計みたいだ。」「この2つを組み合わせると、大きなクジラに見えるね。」
教師は、各グループを回りながら、「向きを変えてみたんだね。」「へぇ、同じ形でも違ったものに見えるんだね。」と、子供たちの発言を価値づけます。さらに「じゃあ、これは何に見える?」と、想像力を掻き立てます。
授業の終わりには、次の時間に使う形と、それを使ってどんな物を描きたいのか、友達に伝えました。「私は、黄色の魚にします。」
次の時間はいよいよ、形に色を塗っていきます。どんな作品ができるのか楽しみですね。