浅羽北小、魅力ある授業の旅② ~考え、考え合い、学びを実感する子どもたち~
2024年6月28日 14時54分5年生の理科「魚の誕生」の授業です。今日のめあては、「解剖顕微鏡でメダカを見る「よさ」はどんなところだろう?」でした。
今回はメダカを観察します。元々小さなメダカを観察するには、解剖顕微鏡が力を発揮します。まずは、解剖顕微鏡を扱う際の注意事項や、観察の手順を確認します。確認後、教師が準備したメダカの観察に移ります。このメダカは、スクールガードリーダーの海野さんからいただいたものです。これまで、大切に育ててきました。
一人一人順番に観察しますが、もちろんメダカも生きて動いていますので、見る向きや角度が一人一人違います。「○○さんはどう見えたの?」教師が問い掛けると児童は、「こんな風に見えるんだよ。」と絵を描いて説明をしていました。「倍率を変えてみたらどうかな。」とか「おなかの辺りやえらの周りはどうなっているの?」と教師が声を掛けると、「口がパクパクしている。」「頭に茶色いものがある。」「体に黒い点々模様がある。」「目が紫色の所があって、ところどころエメラルドグリーンみたいな色があった。」「倍率を上げすぎると逆にぼやけちゃう。」など、同じグループの中で観察した様子を確認しながら、気付きや発見をロイロノートにまとめていました。
振り返りには、「解剖顕微鏡で見ると、普通に見ると見えない体のてんてんもようやえらや口の動きがとても分かりやすかった。」「体全体にうっすら毛が生えていたり、目が透明でおおわれていたりしているところは、解剖顕微鏡でした気付かないし、分からない。」とまとめられていました。メダカの体を観察することを通して、解剖顕微鏡の良さも実感できたようです。
今後、メダカが卵を産んだら、その卵の様子を観察する予定です。それまで、一生懸命、心を込めて育てます。卵を観察する子供たちの目の輝きにも期待しています。